今の日本は、65歳以上の高齢者が全体人口の21%以上の割合を占める「超高齢社会」です。さらに、2025年には団塊の世代がいっせいに75歳以上になることから、日本にはいっそう高齢者が増えると予想され、医療・介護施設の拡充が図られています。特に医療施設は、高齢者に限らず、あらゆる年代の病人や怪我人を治療し、命を守るためには欠かせない施設です。高齢になるほど病気を患いやすく、怪我をしやすいことから、高齢者がさらに増えていく今後、医療施設を訪れる患者が増えることは容易に想像できます。そのため、医療施設を増やしたり、既存の施設を拡張したりすることも検討されるのではないでしょうか?
医療施設を建てる、または建て替える際は、以下の事柄を念頭に置いておくと良いでしょう。
【十分な医療設備は必須】
まずは医療施設としての役割を果たすための設備を整えることが大切です。施設内の広さと想定される患者数をもとに診療室の数や、必要な場合は病室の数、お手洗いの数などを決めましょう。待合カウンターのスペースも確保しなければなりません。規模の大きな病院ならば、診察室の他にも手術室をはじめ、医療処置を施す際に使用する部屋も確保する必要があります。
また、医療施設では、医療の発展に合わせて設備も拡張していくことが推奨されます。さらに、施設の評判が上がり、患者数が増えれば医療従事者も増やさなければなりません。すると、建物自体の広さが足りなくなることも考えられます。そのような場合は、施設を建て直すことも視野に入れましょう。
医療施設には、車椅子を使用している方や目が不自由な方など、様々な障害を抱えた方も訪れます。そのような方々でも施設内で不便を感じないように、バリアフリー設備は大切です。たとえば、以下のような工夫を取り入れましょう。
・スロープ
・点字・点字ブロック
・電光掲示板
・多目的トイレ
・手すり
また、バリアフリーと重複する面もありますが、健康な方も含めてすべての方が快適に施設を使えるように工夫する「ユニバーサルデザイン」も意識しましょう。
・階段と踊り場の床の色を変えることで足を踏み外す危険性を減らす
・高さの違う記載台や総合受付カウンターを用意することで、老若男女に関わらず利用しやすくする
以上のような工夫は、既に医療施設で行われています。
清潔感を表す白色が患者の心に緊張感を与えるという心理学的観点から、近年は医療施設内や医療従事者の制服などに、白以外の色を取り入れようとする風潮が広がっています。色に限らず、患者の心のケアは医療においては大切です。医療施設の外観・内観も、患者に安心感を与えるようなデザインにしましょう。
清潔感を表す白を基調にしながらも無機質さがなく、患者に心理的負担をかけない医療施設の例に、天草ハウジング(https://www.amakusa.co.jp/)が建築した輸入住宅があります。公式ホームページに掲載されている、『赤毛のアン』の家をテーマにした産婦人科クリニックの建築事例を見ると、外観・内観ともに温かみのある、リラックスできるデザインであるように感じられます。こちらの建築業者の輸入住宅は、空気環境を快適に保つ空調システムが導入されているため、機能面からもおすすめです。